2022.02.10
植物肉の<DAIZ>プレシリーズCで30億円の資金調達、熊本県内に新工場建設
こんにちは。リージョナルキャリア熊本のコンサルタント、田尻です。
発芽大豆由来の植物肉「ミラクルミート」を開発・製造する食品ベンチャーのDAIZ株式会社(熊本市)。
最近、スーパーやコンビニでも大豆ミート商品を見かけることが多くなり、メディアでも取り上げられることが増えています。大豆ミートがそれだけ身近な食材になりつつあるということが顕著にわかります。
こうした大豆ミートのような、牛・豚・鶏に次ぐ「次世代の肉」として注目される植物肉は、世界的課題となっている地球温暖化問題や世界的人口増加によるタンパク質危機の解決の一助となる注目の食品です。
今回は「次世代の肉」をめぐる動きが加速している熊本のDAIZ社の最近の動向に関してまとめてみました。
日清食品ホールディングスと資本提携
2022年1月31日に日清食品ホールディングス株式会社と共同開発等を目的とした資本提携を行ったことが発表されました。
日清食品グループが開発を進める植物由来の原材料だけを使用した「カップヌードル」や、カロリーコントロールし、栄養バランスにも優れた「おいしい完全栄養食」等で、DAIZ社の「植物性たんぱく質」素材が今後積極的に活用されることになります。(日清食品ホールディングス 代表取締役社長・CEO 安藤宏基コメント)
あのカップヌードルの『謎肉』にDAIZ社の原料を使った商品が今後、発売されるのは楽しみです。
SDGsの観点からも、植物由来の商品が今後は積極的に開発されていくようですね。
プレシリーズCラウンドで総額30億円を資金調達
│国内フードテック・スタートアップとして最大規模の資金調達
DAIZ社は2022年2月1日、プレスCラウンドにおいて、日清食品ホールディングス株式会社等の事業会社6社およびインベストメントLab株式会社等の金融投資家4社を引受先とする第三者割当増資を実施、総額30億円の資金調達を行ったことを発表しました。
これにより累計資本調達額は60.5億円に達し、国内のフードテック・スタートアップとしては最大の資金調達額となりました。
調達した資金は「ミラクルミート」の生産体制の拡大と研究開発(R&D)の強化、グローバル事業展開、成長を支える人材採用などに充てられ、更なる事業基盤の拡充が図られます。
│熊本県内に2023年稼働の新工場建設
さらに今回の資金調達に合わせて、生産体制の拡大として、2023年の稼働を目指して熊本県内に新工場を建設する計画も発表されました。
新工場の「ミラクルミート」生産力は年間2万トン規模となり、現在の年間生産キャパシティ4千トンの5倍の生産能力となります。
現在は益城町に生産拠点がありますが、新工場は熊本空港近くのエリアを検討されているようです。新工場の従業員は100人規模ということで、熊本の雇用も広がりそうですね。
そのほかにも今後は海外での事業展開も予定しており、それに伴う現地生産拠点の確保のため、本年中に追加で数十億円規模のシリーズCラウンドの資金調達を計画していることも明らかにされました。
まとめ
いかがでしたでしょうか。地球環境にも健康にも貢献するDAIZ社の動向から今後も目が離せないですね。
熊本には今回ご紹介したDAIZ社をはじめ、ユニークな企業が数々あります。定期的にご紹介していきますので、ぜひお楽しみに!
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