2022.03.18
【熊本UIターンブログVol.6】人口1万人あたりの保育所数全国2位!熊本県の保育施設情報まとめ
こんにちは。リージョナルキャリア熊本のコンサルタント、田尻です。
日頃の「転職・キャリア相談会」で、転職をお考えの方にその理由をお伺いしていると、出産やお子さんの進学のタイミングでU・Iターン転職を検討される方が非常に多くなっています。その場合、子育ての環境や保育施設の有無等についての関心も高い傾向にあります。
そのため今回は、熊本県における未就学児の子育てに関する情報をまとめてみました。
目次1
熊本県内の待機児童について
熊本県では、待機児童数の解消に向けた取り組みを継続的に行っており、2021年4月時点での県内の待機児童数は、前年の70人から大幅に改善されて8人となりました。これは、首都圏等と比べても非常に低い水準となっています。
(画像出典:厚生労働省「令和3年4月1日 保育所等関連状況とりまとめ」)
熊本市では、安心して子育てと仕事の両立ができる企業として「子育て支援優良企業」を認定(令和3年度は24社)しているほか、市が開設している子育てのためのポータルサイト『熊本市 結婚・子育て応援サイト』では、保育所・認定こども園・地域型保育事業の施設情報、翌月入所のための空き状況の確認ができるようになっています。
また、コロナ禍においても「くまもと子育て応援プロジェクト」と題したオンラインイベントが、自治体と地元TV局の主催で開催されるなど、地域を挙げて子育て世帯の支援や環境整備に取り組んでいます。
▼熊本市 『熊本市 結婚・子育て応援サイト』
https://www.kumamoto-kekkon-kosodate.jp
目次2
子どもを預ける保育施設について
働くために子どもを預けることができる施設には、保育所の他にもいくつかあることをご存知でしょうか?これらの施設(許可保育施設)について簡単にまとめてみました。
|保育所(県内491箇所)
保護者の就労、病気療養、家族の介護や出産など、なんらかの理由で児童の保育ができないときに保護者に変わって保育をする施設です。
※対象は0歳(生後3ヶ月以上)~小学校就学前の子ども
|認定こども園(県内170箇所)
教育・保育を一体的におこなう施設で、保育施設と幼稚園の機能を併せ持つところです。保育部門で利用している保護者が、利用が必要なくなった場合でも、教育部門(幼稚園)での利用に切り替えることで、施設が変わることなく利用できることも大きな特徴です。
※0~3歳未満に保育を行い、3歳以上は幼稚園の教育へ切り替え延長保育も提供
|地域型保育事業所(県内109箇所)
地域における多様な保育ニーズに対応するとともに待機児童解消のため、保育所(原則20人以上)より少人数の単位で0歳から2歳の乳幼児を保育する事業所になります。
※対象児童は0歳から2歳まで
|幼稚園(県内58箇所)
満3歳から小学校就学までの幼児を教育し、年齢に相応しい適切な環境を整え、心身の発達を助長するための教育施設になります。
※対象児童は満3歳~小学校就学前のこども
『熊本市公式移住サイト』によると、熊本市は政令指定都市の中でも出生率が高く、また人口1万人あたりの保育所数がトップクラスとなっているようです。
県内の保育施設については、『熊本県ホームページ』にも詳しくまとめられています。
<参考>
・『熊本市公式移住サイト』
・『熊本県ホームページ「熊本県内の保育所・幼稚園・認定こども園等一覧について」』
目次3
県内の特長的な保育施設について
近年、ユニークな環境のなかで養育を行ったり、特長的な理念を掲げる保育施設も出てきました。それぞれの特徴を見比べながら、子どもを預ける施設を選んでみるのも良いかもしれません。
こちらに、私が個人的に気になった施設をご紹介したいと思います。
|幼保連携型認定こども園 第一幼稚園
自然と建物が一体となった建物のつくりとそのユニークなコンセプトが世界からも注目を集めているようです。屋根や仕切りを極力設けないことで、自由を育てるようにもしているとか。
参照:第一幼稚園ホームページ
|ほくぶ幼稚園
子どもたちの食育に力を入れている幼稚園です。園のホームページによると、給食に用いる牛豚鶏肉類は大分県耶馬溪の安全な飼料で育ったもの、野菜は「幼稚園ファーム」で収穫された無農薬のもの(熊本産は減農薬も含む)を使用。冷凍食品は緊急時以外は一切使用しないなど、食に対してのこだわりが感じられます。
参照:ほくぶ幼稚園ホームページ
熊本にも調べてみると様々な保育施設があり、私自身も非常に参考になりました。次回は、子育て環境や遊び場などに関してまとめていきたいと思います。
熊本でいつかは転職を...と検討されている方は毎週相談会を実施しておりますので、ぜひ一度お気軽にご相談ください。熊本出身・在住のコンサルタントとの個別面談・相談の時間になります(最大1時間)。U・Iターンや転職についてのご意向をお聞きしながら、転職の成功に向けて適切な情報をご提供させていただきます。
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