2022.03.24
【熊本の生活情報】熊本の人気観光スポット「水前寺成趣園」で歴史を感じる
リージョナルキャリア熊本のコンサルタント、桝永です。
だんだん春の訪れを感じる季節になりました。
というわけで「美しい日本の歩きたくなるみち500選」にも選ばれている「水前寺公園」周辺を散策してみました。
優雅な散策スポット、水前寺公園
熊本の観光スポットの定番としても知られる水前寺公園こと「水前寺成趣園(すいぜんじじょうじゅえん)」は、阿蘇の伏流水が湧き出る池を中心に、園内をぐるっと一周できる、桃山式の回遊式庭園です。
7万6,000平方メートルもの広大な敷地に広がり、1929年には国の名勝・史跡に指定されています。
江戸時代、熊本藩主・細川家の御茶屋を建てたのが始まりで、三代目の細川綱利の時代に庭園が完成。園内の池からは清冽な伏流水が湧き出し、東海道五十三次を模した見事な和風庭園が広がっています。
細川幽斎が八条宮智仁親王に古今和歌集の奥儀を伝授したという「古今伝授の間」や「能楽殿」など、園内には優雅に散策ができるスポットが盛りだくさんです。また、水前寺江津湖湧水群は、平成の名水百選にも認定されています。
園内を巡る
|細川家歴代藩主を祀る「出水神社」
まずは「出水(いずみ)神社」で参拝。明治初期の西南戦争後に創建されたこの神社は、細川家の歴代藩主を祀る神社です。
|漱石の句碑
かの文豪・夏目漱石も水前寺成趣園をよく訪れていたようで、漱石が詠んだ3つの句碑が設置されています。100年以上前に漱石も同じような光景を眺めていたかと思うと、感慨深いものがあります。
|湧水池のほとりを歩く
九州の一部だけに自生する「スイゼンジノリ」をご存じですか?ここ水前寺成趣園の近くで発見されたことから、その名にちなんで「スイゼンジノリ」と名付けられました。
かつてはこの池にも自生していたようですが、現在は残念ながら絶滅しています。
熊本では郷土料理で味わうほか、老化防止効果も注目されており、リバテープ製薬の化粧品『咲水(さくすい)』シリーズなど、保湿成分として化粧品にも利用されています。
こちらは細川忠利公と細川藤孝(幽斎)公の銅像。
阿蘇の伏流水を湛えた湧水池に、美しい錦鯉が悠々と泳ぎます。
|「古今伝授の間」でお茶を一服
「古今伝授の間(こきんでんじゅのま)」は、今から400年前、京都御所内にあったという由緒ある建物で、その後長岡京市に移築後、1912年に水前寺成趣園に移転されたものです。
もともと桂宮(八条宮)智仁親王の書院を兼ねた茶室で、戦国大名・歌人の細川幽斎がこの建物で親王に「古今和歌集の解説の奥儀」を伝授したため、その名が付いたとされています。
園内の休憩スポットとしても利用されており、抹茶とお茶菓子(十六夜or加勢以多)のセットを楽しむことができます。
(椅子席 550円/座敷席 650円 ※コーヒーセット800円)
こちらは抹茶と「加勢以多(かせいた)」。
江戸時代、幕府への献上品にもなった細川家秘伝の伝統菓子「加勢以多(かせいた)」を復元。もち粉で作ったおぼろ種でカリンのジャムを挟んだ、ほのかな甘酸っぱさが広がるお菓子です。
\ごちそうさまでした/
周辺の注目スポット
水前寺公園の周辺にはたくさんの立ち寄ってみたくなるお店があります。懐かしいお店から新しくできたお店までさまざまです。
ビリヤニ(インドの混ぜご飯料理)のお店がオープンしていたり・・・
こちらは定番の杉養蜂園。
こちらは地元でおなじみのボーリング場。以前の「水前寺スターンレーン」からリニューアルして「LTBボウル水前寺」へ。
今では手書きのスコアではなくなっているようです。
今回は水前寺公園からその周辺を散策してみました。これから桜のお花見スポットとしても良さそうです。
■水前寺成趣園
http://www.suizenji.or.jp/index.html
◎住所 熊本市中央区水前寺公園8-1
◎入園料 16歳以上400円 6歳~15歳200円
◎開園時間 8:30~17:00(入園16:30)
お役立ち情報
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