転職成功者インタビュー | リージョナルHERO
暮らしたい場所へのリージョナル転職を成功させたHERO
熊本へのリージョナル転職を見事実現された候補者の本多幸人さん(仮名)にインタビューしました。
本多さん(仮名)は大学卒業後、大手通信会社に約26年間勤務。順調にキャリアを積んでいたものの、地元の熊本県八代市で一人暮らしの母親の体調が心配でUターンを決意。転職活動を始めてからすぐに現在の仕事である病院の経営企画職と出会い、活動開始から約2か月で内定を獲得。現在は桜十字病院にて、経営企画室として外来部門の運営管理を行っている本多さんに、転職活動時からこれまでを振り返ってもらった。
- プロフィール株式会社桜十字 本多幸人さん(仮名) 49歳/大学卒
- 転職活動【転職回数】0回【転職期間】エントリーから内定まで約60日間
職業 | 経営企画・事業企画 | 職業 | 経営企画 |
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業界 | 通信業 | 業界 | 医療・福祉業 |
仕事内容 | 経営計画・事業計画業務、CS推進業務、法人営業業務 | 仕事内容 | 既存の医療機関の維持・管理や地域連携の戦略立案・実行推進 |
現在は病院の経営スタッフとして外来部門の管理運営を任されています。約20名のスタッフの教育・マネジメントやドクターの担当調整、予算管理、経営者会議での報告、部門内の課題の抽出やそれに伴う改善など、ヒト・モノ・カネの管理を行うことで、外来患者様の利用促進・サービス向上にむけ日々奔走しています。
大学を卒業後は通信会社に入社し、9年間は技術者として、ソフトウェアの設計・開発・試験・導入などに従事していました。その後、プロジェクトマネージャーなどの管理業務、関連会社向けの営業などマルチプレーヤーとして幅広い業務を経験しました。退職する直前は、人事育成担当として若手社員のスキルやモチベーション向上を担う業務など、社員教育を行っていました。
長男なので、いずれは熊本に帰らなければとは考えていました。ただ、前職には特に不満もなく、順調にキャリアを積むことが出来ていたので、「自身の定年退職後でも」という考えも片方にはありました。ただ、帰省するたびに一人暮らしの母親が弱っていくのを目の当たりにします。80歳を超えた母がきちんと食事も取れていないことを知り、体調が心配で仕方ありませんでした。「今帰らなくては、きっと後悔する」と思い、熊本へのUターンを決意したのです。
決断してからは、早かったですね。転職活動を始めてすぐに、まだ次の就職先も決まっていないのに当時の上司に退職の旨を伝えていました。それだけ覚悟は決まっていました。初めての転職でしたので、どのように活動したらいいのかもわからず、東京の有楽町にある熊本県移住定住センターに足を運びました。担当の方から、熊本地場企業の求人に詳しい人材紹介会社があると紹介されたのが「リージョナルキャリア熊本」でした。HPからすぐに登録、数日後には電話面談を実施してもらいました。
熊本と八代で病院経営をしており、地元で働けるという点が一番大きかったですね。また、東京にも事業所を構えていたので、初回の面接は東京で実施してもらえました。辞意は伝えていたものの、前職が忙しい中で何度も熊本に行くことも難しいと感じていたので、非常に助かりました。面接も一方的な質問形式ではなく、医療業界の現状、同社のビジョン、異業種からの転職で活躍されている方のお話しなど、丁寧に対応してくれたことも好印象でした。年収は東京にいた頃から下がりますが、最終的には自分で決めることだと考えすぐに決断しました。
グループ全体が急成長しているタイミングで入職したこともあり、すぐに外来部門を任されてとても刺激的な日々を過ごしています。院内で働く方は年齢も幅広く、様々な職種の方がいます。ドクターや看護師など専門職の方との関わりは初めてで不安な部分もありましたが、毎日新しい出会いや発見・学びが多く楽しいですね。これまでと全く異なる医療業界に転職してきて、自分自身面白いと感じているのは意外でした。業界は違っても、人と人との調整や仕事の進め方など、これまでの仕事のベースがあればやれるんだと感じ、自信にもつながりました。
土曜、日曜は8歳の子供とゆっくり過ごす時間が増えました。東京では休日でもゆっくりするという感覚がなかったですね。自分なりのペースもつかめるようになり、最近では近所の方や地元の同級生との関わりも少しずつ増えてきました。もう少し子供が大きくなったら、地元の旧友と飲みに行ったり、趣味のゴルフにも行きたいですね。ゴルフにはまだ1度しか行けてないので(笑)。せっかく熊本に戻ってきたのでもっと地域の方々とのコミュニケーションを図っていきたいと考えています。
実は、妻はまだ東京で暮らしているのです。妻は2020年に東京で開催されるイベント関連の仕事をしており、熊本に合流するのはその後です。子供も小さいので寂しがりますよね。年末年始に熊本で過ごした際には、お母さんと離れたくないと泣いていました…。仕事については、専門知識や業界用語などまだまだ知らないことが多いので日々勉強です。今後は外来部門だけでなく様々な部門を任せてもらえる様に、私自身いち早く成長する必要があると感じています。
やはり母親と一緒に暮らせるようになったことですね。これまで母は一人で暮らしていたため食事もきちんととっていなかったのですが、今では孫のために毎日ご飯を作ってくれます。生活に張りが出たのでしょうか、前よりずいぶん元気になった気がします。
私は初めての転職で不安もありましたが、地場の人材紹介会社にサポート頂いたことは非常に心強かったです。電話面談でコンサルタントと話すことで、これまで気付かなかった自分の強みや価値観に気付けました。履歴書・職務経歴書に関してもアドバイスを頂いたので、これまでの経験の棚おろしにもつながり面接では自信をもって話せたと感じています。「仕事をしながら地方への転職活動ができるのか?」そんな不安がありましたが、地元密着の転職エージェントだから企業からの信頼も厚く、日程調整などのわがままにも応じてくれたのではないかと思います。「熊本には仕事がない、」、「年収が下がる」など、本当はUターンしたいのに悩んでいる方は、まずはプロに相談されてみることをお勧めします。一人で悩んでいても気づかないことがたくさんあると感じました。
株式会社パーソナル・マネジメント 田尻 由美子
お電話での面談でしたが、口調は柔らかい中でも芯の強さをお持ちで転職への決意も感じられました。明確に方向性が決まっていたわけではありませんでしたが、地元に帰る決心が強く感じられたからこそ何とかお役に立ちたいという気持ちが私自身も強くなったことを覚えています。また、常に人とのつながりを大切にされており、社内外からの信頼も厚く、人としても魅力的な方だと感じました。医療業界は未経験だったものの、お人柄や仕事に対する姿勢などから自信をもって企業に推薦いたしました。先方にも本多さんの魅力を評価いただき面接から内定まで非常に速かったです。異業種への転職で不安も大きかったようですが、現在は活き活きと働かれている姿を拝見し、私自身も非常に嬉しく思っております。今後は地元である八代への地域貢献に向けて、益々ご活躍されることと期待しております。