転職成功者インタビュー

中園ホールディングス株式会社
山崎敬之さん(仮名・新規事業開発)  31歳

新規事業に奔走する刺激的な毎日。業種にこだわらなかったから、成長できる会社と出会えた。

山崎敬之さん(仮名)は、未知の業種にチャレンジしたリージョナルヒーローだ。以前の仕事は、フットサルコートの運営や新規開拓。だが山崎さんには、「人々に新しい生活の仕方を提案できるビジネスがしたい」という想いがあった。そして、転職活動を通じて出会ったのは熊本に本社を構え、クリーニング事業を中核として様々な事業を展開している企業。クリーニング業は全くの未経験だったが、トップのチャレンジ精神にひかれて入社を即決。現在は、クリーニング工場を運営するかたわら、大手アパレル企業を巻き込んだ新規事業の立ち上げに取り組んでいる。「毎日が刺激的。こんな環境を与えてくれる会社が地元にあるとは思わなかった」と振り返る山崎さんに、成功のポイントをうかがった。(※本記事の内容は、2018年7月取材時点の情報に基づき構成しています)

過去の
転職回数
3回
活動期間
エントリーから内定まで44日間

転職前

業種
フットサルコートの企画・運営
職種
店舗開発・運営
業務内容
新規店舗開発・運営・スタッフ育成、Jクラブ・地域総合スポーツクラブへの営業

転職後

業種
クリーニング業
職種
クリーニング工場の管理と新規事業の立上げ
業務内容
クリーニング工場の管理と新規事業の立上げ

もっと大きな仕事ができるチャンスを探して転職活動を開始。

現在のお仕事はどんな内容ですか?

クリーニング事業を中核として様々な事業を多角的に展開している「中園ホールディングス」で働いています。私の仕事は2つあって、まず1つはクリーニング工場の責任者です。工場長の上に立ち、より広い視野で生産性向上や労務管理など総合的なマネジメントを任されています。もう1つは、ソリューション事業部の営業です。当社の新規事業の一環として、大手アパレル企業など、レンタルファッション事業を行っている会社と提携したクリーニングビジネスを展開しています。具体的には、提携先を探したり、物流面のオペレーションを取引先と一緒に考えたり、工場との調整を行ったり、といった仕事に取り組んでいます。

入社前のご経歴を教えてください。

熊本出身で地元の大学を卒業後、東京にあるフットサルコートを開発・運営する会社に就職しました。仕事内容としては、新規店舗の開発や運営、マネージャー兼店長の育成、さらには総務全般を担当。3年目のときには海外の有名サッカークラブとの業務提携にも携わりました。勤務地は入社当初は埼玉でしたが、その後、熊本、名古屋へ行き、この会社に入る直前は鹿児島で勤務していました。

転職したきっかけは?

サッカーは好きでしたし、仕事に大きな不満はありませんでしたが、入社5年目くらいから、「自分のキャリアを上げていくために、もっと大きな仕事をしたい」と考えるようになりました。それで、どこかにいいチャンスがないかなと思い、ネットで転職情報を探し始めたのがきっかけです。

転職活動はどのように活動を進めましたか?

最初は大手の転職サイトを見ていたのですが、転職活動をどう進めていいか、よくわかりませんでした。それで検索しているうちに、「リージョナルキャリア熊本」を見つけたんです。そのときは特に「地元に帰りたい」と強く考えていたわけではありませんでしたが、熊本に魅力的な企業があれば、地元で働くのもいいかなと思い、登録しました。すると、担当者がとても親身に私の話を聞いてくれて、転職活動の進め方も具体的にイメージすることができました。面談を通して私の人柄や性格まで引き出してくれたうえで、私にあった仕事や会社を一緒に考えてくれたので、担当者から今の会社を紹介されたときに、すぐ「受けてみよう」と思いました。結局、受けたのは今の会社だけでしたね。

今の会社に決めたポイントは?

地元にこんな大きく、歴史もある会社があるなんて知りませんでした。なにより、そんな会社のトップが「新しい事業をやりたい!」という熱いチャレンジ精神を持っていることに魅力を感じました。この会社だったら自分のキャリアアップにつながると直感したんです。業種や規模は全く気にしていませんでした。会社の状況と、業界の状況、トップである社長の人柄などを総合的に判断して、入社を決めました。

知らない業種への不安はありませんでしたか?

なかったですね。業種に関係なく、仕事の本質は全部一緒だと私は思っているんです。私にとっての仕事とは、頭を使って何かを構築していくこと。と同時に、仕事は自分を成長させるためにやるもの。であるのなら、フットサルコートの運営も、クリーニングも、新規事業も、私にとっては同じ仕事だという感覚なのです。

中途入社の自分に新規事業を任せてくれたトップに感謝。

転職していかがですか?

クリーニングは全くわからない業界だったので、最初の3か月間は熊本にあるクリーニング工場の現場でみっちり勉強させてもらいました。現場はとても暑く、夏場は大変でしたが、業界の基本的なことを知ることができて、いい経験になりました。その後は上司に同行していろんな現場を見ながらクリーニングビジネスのことを勉強。そして2年目には横浜に異動になり、「関東で新規事業の立ち上げをやってみろ」と社長直々にいわれました。当初の希望が叶い、「この会社に入ってよかった!」と思いました。3年目からは平塚にある工場をマネジメントしながら、東京を中心に新規事業を進めています。入社したらおもしろい仕事ができそうと考え、転職しましたが、まさにイメージ通りです。

生活面の変化はありましたか?

現在は神奈川にある社宅で暮らしていますが、熊本で仕事がある時は実家を拠点にしています。実家には今までほとんど帰れていなかったので、両親も喜んでいますし、私自身もうれしいです。前職では、ほぼ毎日深夜まで勤務し休日もほとんどない状態でした。今も仕事は忙しいですが、メリハリの利いた働き方ができているので、生活面や健康面でも安定しています。

困ったことや課題はありますか?

全くないですね(笑)。仕事も任され、入社当初よりポジションも上がりましたので、収入面でも満足しています。

転職してよかったと思うことは?

新しいことにチャレンジできているので、自分のキャリアにとってかなりプラスになっていると思います。特に新規事業は、そうそうたる企業が取引相手なんです。優秀な人たちと日常的に接することができるのは、刺激になりますよね。地元の会社で、こんな環境を用意してくれる会社があるなんて、思いもしませんでした。歴史のある会社なのに、中途入社の自分に新規事業を任せてくれることも驚きですし、本当に感謝しています。面接で社長に会った時の直感が当たったと思っています。私は将来、新しい生活の仕方を提案するビジネスをしたいというテーマを持っているんですが、この目標が少しずつ実現に近づいている手ごたえがあります。自分の地元が本社というのも、よかったですね。両親はまだまだ私の世話が必要な年齢ではありませんが、それでも将来のことは気になるもの。そういった意味でも、さらに安心して仕事に打ち込めるようになりました。

転職を考えている人にアドバイスをお願いします。

自分の目標と違うことを無理に続ける必要はないのかなと思います。動くことで今以上にチャンスがあると思うのなら、飛び込んだらいいのではないでしょうか。業種にこだわる必要もないと思います。先ほども話したように、仕事は全部一緒だと私は思っていますから。大事なのは、自分が成長できるかどうか。業種にこだわりすぎると、チャンスの幅を自分で狭くしてしまうと思います。そこを見極めるためには、自分なりの目標を持つことも大事。目標をはっきりしておかないと、あとになって「なんで転職したの?」となってしまうかもしれません。それから、転職エージェントにもいろいろあります。メールを送ってくるだけのエージェントも多く、もしリージョナルキャリア熊本がそういうエージェントだったら、きっと今の会社も受けていなかったと思います。私は、私の転職のことを親身に考えてくれた担当者を信用していました。だからこそ今の会社と縁ができたわけですし、今はとても感謝しています。

担当コンサルタントから

チーフコンサルタント 
田尻 由美子

GW期間中に開催した熊本での転職相談会にご参加いただきました。これまで店舗の立ち上げから運営、営業、顧客折衝など幅広い業務を経験されていましたが業界がかなりニッチなため、これまでの経験が熊本で活かせるのか?というご不安と、何にでも挑戦するといった前向きな気持ちをもってご相談に来られました。話を進めていくと「人との繋がりを大切にしたい」というキーワードから「知的好奇心が強く経営感覚が磨けるような仕事や会社で尊敬できる経営者のもとで貢献したい」という仕事探しの軸がはっきり見えてきました。コンサルタントとして相手の気持ちを理解しようと常に努めていますが、山崎さんは素直な方で終始オープンマインド。目的の共有までさほど時間はかかりませんでした。入社3年経過した今でも感謝の言葉を頂ける良好な関係です。

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