転職成功者インタビュー

株式会社熊本県民テレビ
河村麻衣さん(仮名・放送技術) 26歳

担当業務の枠を超え、放送技術者としての成長を選んで熊本の地方局へ転職。

放送技術の現場で経験を積んできた河村さんは、「もっと仕事の幅を広げたい」「新しい刺激がほしい」という想いから転職を決意した。

現在は前職に引き続き放送設備の運用保守や番組制作に関わり、さらに社内システムの運用保守に加え、番組制作業務では技術全体をまとめる立場も期待されている。

局によって用語やシステムが違うため、ゼロから覚え直す大変さやプレッシャーはあるものの、知識が増えていく実感があり、挑戦できている手応えを感じているという。

焦らず一社ずつ進めた転職活動や情報収集の工夫など、河村さんの転職体験談を紹介する。

※本記事の内容は、2026年4月取材時点の情報に基づき構成しています。

過去の
転職回数
0回
活動期間
エントリーから内定まで82日間

転職前

業種
放送業界
職種
放送技術
業務内容
放送設備の監視・保守、番組制作

転職後

業種
放送業界
職種
放送技術
業務内容
放送設備や社内システムの運用保守、番組制作

新たな環境に挑戦し、見つけた放送技術者としてのキャリアアップ。

現在のお仕事はどんな内容ですか?

放送設備の運用と保守を中心に担当しています。具体的には、マスターと呼ばれる放送の中枢部分のメンテナンスやトラブル対応などが主な業務です。

それに加えて、番組制作にも関わっています。さらに、各種放送に関連するシステムについても勉強を始めており、業務の幅が広がっている実感があります。

まだ分からないことも多いですが、できることを一つずつ増やし、少しでも早く先輩方の負担を減らせるようになりたいと考えています。

入社前のご経歴を教えてください。

前職では放送技術職として放送監視や放送設備の導入・トラブル対応、災害時の放送対応などを手がけていました。

また、音声担当として番組制作にも携わり、スポーツ中継や音楽番組、ラジオ番組、MA(映像の音声編集・調整)業務などに従事していました。

転職のきっかけは?

前職の業務にもやりがいを感じていましたが、次第に「放送技術職としてさらに経験を積みたい」と考えるようになりました。

前職では番組やプロジェクト全体をまとめる役割を担う機会が多くなかったため、さらに自分の可能性を広げたいという想いがありました。

また、本社からの指示で動くことも多く、自分たちの判断では物事が進まないことに少しもどかしさを感じていたのもきっかけの一つです。

もっと自らの裁量で業務に取り組み、刺激や変化のある環境で成長したいと考えて転職活動を始めました。

転職活動はどのように進めましたか?

まずは2~3社の転職サイトに登録し、自分で求人を検索するところから始めました。希望は九州エリア、できれば南九州でテレビ局という条件でしたが、該当する求人はなく応募まで至りませんでした。

エリアや業界・職種を絞っていたので難しさを感じていたところ、リージョナルキャリア熊本のコンサルタントから熊本県内のテレビ局の求人を紹介いただきました。

今回、初めての転職活動だったので、自分の強み・PRポイントが何かを改めて考える必要があり、そこは一番苦労しました。

コンサルタントから書類の作成や面接のアドバイスをもらいながら、休日に自分の中で何度も考えを整理して面接対策をしました。

今の会社に決めたポイントは?

希望していたエリアとテレビ局という条件が一致していたことが大きな理由です。また、今回募集していた放送技術職は役割の幅が広く、やりたいことにチャレンジできると感じました。

面接で話した役員らの雰囲気もとても良く、フランクで話しやすい印象を受けたのも決め手の一つです。

熊本はこれまで数回しか訪れたことがありませんでしたが、利便性がよくて自然も豊かで住みやすそうだと感じたことも背中を押しました。

大変さの先にある成長や、地域密着の現場で感じるやりがい。

転職していかがですか?

正直に言うと、最初は覚えることが本当に多く大変でした。局が変わると用語やシステムも違うため、前職の経験がそのまま通用するわけではありません。

それでも、日々新しい知識が増えていく実感があり、自分のスキルの幅が確実に広がっていると感じています。

また「くりぃむしちゅーの熊本どぎゃん!?」という番組から生まれたイベントである「有田ラーメンフェス」ではグッズ売り場のスタッフとして参加しましたが、地元の方と触れ合えることも新鮮で、地域に根ざした仕事の面白さや魅力を感じています。

転職して良かったと思うことは?

恵まれた環境で自分がやりたかった仕事に挑戦できていることですね。同僚がとても親切で、分からないことを聞きやすい環境があります。

質問すると丁寧に教えてくれるので、チームで仕事をしている実感があります。また、先ほどお話した地域密着のイベントに関わることもでき、地元の方々と直接触れ合える機会が増えたことも大きな変化であり、楽しいですね。

困っていることや課題はありますか?

これまでは放送技術業務の中で委託を受ける側でしたが、現在は協力会社に指示を出す立場となり、より責任の重さを感じています。

判断を求められる場面も増えましたが、まだ自信を持ちきれないこともあります。システムの細かな運用ルールなど、今は先輩に確認しながら進めていますが、いずれは自ら判断し業務を進められるようになりたいです。

生活面の変化はありましたか?

前職はシフト制で勤務時間が不規則でしたが、現在は比較的安定した時間で働けているため、生活リズムが整いました。

熊本は交通の便や生活環境も整っているので、仕事終わりにスーパーへ行けるようになったことや、自炊の時間が確保できるようになったのは大きな変化です。

イベントで土日に出勤した際には代休を取得するなど休日も調整しやすく、心身ともに余裕ができたと感じています。

転職を考えている人にアドバイスをお願いします。

今回、私は希望に合致する企業以外には応募せず、転職活動は一社ずつ進める選択をしました。「一社で本当に内定がもらえるのか」と不安になることもあるかもしれませんが、企業理解を深めたうえで丁寧に準備を重ねることで、自信を持って選考に臨めました。

コンサルタントにアドバイスや企業情報などを提供してもらいながら、自分に合った進め方で軸をぶらさずに転職活動を進めることが大事だと思います。

担当コンサルタントから

チーフコンサルタント 
田尻 由美子

河村さんは面談時から「もっと成長したい」「できることを増やしたい」という強い向上心が伝わってきました。

新しい環境で学び直すことは決して簡単ではありませんが、日々予習を重ね、メモを取り、分からないことは素直に質問されているそうで、いまも変わらない姿勢がとても印象的でした。

また、職場の雰囲気や周囲のサポートに関するお話もありましたが、非常に楽しそうに話されており、社内の仲の良さが感じられたインタビューでした。

今後は放送技術職として、これまで以上に新たな経験を積まれ、ますますご活躍されることを心より願っています。

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