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人生100年時代に「健康と笑顔」を届け、社会課題の解決に挑む。

株式会社えがおホールディングス
代表取締役会長 兼 社長 北野 忠男

更新日:2026年8月26日

熊本市出身。1990年に株式会社ロフティを設立。2000年代に入り、黒酢・鮫肝油を中心とした健康食品を主力商品として投入し、事業を急成長させる。2008年に社名を株式会社えがおへ変更。2014年に熊本市東区に新社屋を竣工・移転。2015年にグループ再編を経て株式会社えがおホールディングスを設立。2022年に代表取締役会長兼社長に就任、現在に至る。
※所属や役職、記事内の内容は取材時点のものです。

この記事でわかること

  • 通販市場日本一の商品を育てる、えがおのヘルスケア事業
  • 「1000万人に健康を届ける」目標で熊本から世界へ
  • 大切にするのは、チャレンジ精神・前向きさ・素直さ
  • 感謝・親孝行・利他を核にした「えがおマインド」
  • 社員の物心両面の幸せと社会貢献を両立する経営

お客さまの人生に寄り添い続けることが私たちの使命。

現在の主力事業は、健康食品・サプリメントを通信販売でお届けするヘルスケア事業です。看板商品の「えがおの黒酢シリーズ」と「えがおの肝油 鮫珠」はそれぞれ通販市場で売上日本一(※)を継続しており、黒酢シリーズは累計販売数が1億袋を突破しました。

私たちが大切にしているのは、一度ご縁をいただいたお客さまと「一生お付き合いしていく」という姿勢です。商品をお届けして終わりではなく、お客さまの人生に寄り添い続けることが私たちの使命と考えており、実際に創業当初から商品を飲み続けてくださっているお客さまがたくさんおられます。

リピート率が高いということは、それだけお客さまの健康と笑顔を支えてきたということ。その事実が私たちの誇りです。お客さまの満足はもちろんのこと、社員の物心両面の幸せ、そして社会への貢献、この三つを同時に実現すること。

どれか一つが欠けても、長く続く会社にはなれません。この「三方良し」を経営の中心に置き、ブレずにやってきたからこそ、今のご縁をいただけているのだと確信しています。

創業以来、私たちが一貫して大切にしてきたのは「人として正しいかどうか」という判断軸です。売上はもちろん大切ですが、それはあくまでもお客さまからの通信簿。当社の理念は「世のため、人のための経営を行い、社会から必要とされる企業であり続けること」。この言葉は経営のあらゆる場面で指針になってきました。

※黒酢健康食品通販市場および鮫肝油健康食品通販市場/東京商工リサーチ調べ

「世界の人々に健康と笑顔を創造する」という企業理念を実現する。

私たちが目指しているのは「世界の人々に健康と笑顔を創造する」という理念の実現です。人生100年時代を迎え、健康への意識は世代を超えて高まっています。

予防医療への関心も高まり、「治療より予防」という考え方がいよいよ社会に根付いてきました。創業時から、私たちはずっとそのど真ん中にいる会社だと思っています。豊かになればなるほど、人は健康や美に投資するようになる。その流れに私たちの事業はしっかりフィットしていると感じています。

日本における高齢化の進行は大きな社会的な課題ですが、同時に私たちが貢献できる大きなフィールドでもあります。高齢者が病気をしない体づくりを支援するのはもちろん、40代~50代にも早い段階で健康意識を持っていただきたいと考え、事業領域を広げています。

私の心の中では「1000万人のお客さまに健康をお届けする」という大きな目標があります。1000万人のお客さまに私たちの商品をご利用いただければ、日本全体の健康に対して大きなインパクトを与えられるからです。

まだ夢物語の段階かもしれません。しかし、それくらい大きな志を持って挑戦し続けることが大事だと思っています。子どもからシニアまで、人生のあらゆるステージで健康を支えられる企業でありたい。それが今の率直な想いです。

有言実行で熊本から日本へ、世界へ、えがおの輪を広げる。

日本が先進国の中で最も早く超高齢社会に突入しているということは、逆にいえば世界に先駆けてそのモデルを示せるチャンスでもあります。

日本で築いてきた安全性・有効性・信頼という基準を大切にしながら、その知見を国内外に展開して、より多くの人の健康と笑顔に貢献したいと考えています。日本モデルが世界のスタンダードになる日を夢見ながら、地道に挑戦を続けます。

また、100年続く企業を目指す社長もいますが、私は「常にお客さまから必要とされる企業であり続けること」の方が大事だと思っています。100年続くのは目標ではなく、結果です。お客さまに真の価値を提供し続けることができれば、自然と長く続く会社になるはずです。

そのためにも業績をしっかり上げ、社員への還元と社会への投資の両方を進めていきます。決めたことは必ずやり遂げる、というコミットメントが経営の大原則だと考えています。

どんなに大きな目標でも、小さな約束を積み重ねることでしか実現できません。「言ったことはやる」という姿勢が、社員への信頼にも、お客さまへの信頼にもつながっていくと信じています。一歩一歩を丁寧に踏みしめながら、熊本から日本へ、日本から世界へ、えがおの輪を広げていきます。

「地方でも本気でやれば世界に通用する」誇りをもてる仕事。

「えがお」の一番の面白さは、事業そのものが社会課題の解決と直結していることです。健康食品を売るというビジネスは、単に商品を届けるだけじゃない。お客さまの毎日を変え、人生を支える仕事です。そのことに誇りとやりがいを感じながら働ける環境は、なかなかないと思っています。

そして、熊本という地方都市から、全国1位の商品を生み出し続けているという事実も、私にとっては大きな誇りです。都市部の大企業ではなく、熊本から日本一を取り続けている。これは社員全員の力があってこそですが、それと同時に「地方でも本気でやれば世界に通用する」というメッセージでもあります。

また、創業以来ずっとお客さまとの関係を大切にしてきたことで、単なるBtoC企業ではなく、お客さまの人生に寄り添うパートナーとしての役割を担えている。その温かさや人とのつながりが、「えがお」という会社の最大の個性だと感じています。

お客さまから「元気です」「ありがとう」という声をいただくたびに、この仕事をやっていて本当によかったと思います。そういう瞬間が積み重なって、会社の文化につながっているのだと思います。

感謝の気持ちと利他の精神を育む会社にすることが私の仕事。

私が最も大切にしている言葉は「感謝」です。今日の「えがお」があるのは、お客さまをはじめ、共に働く仲間、家族、多くの人の支えがあってこそです。「えがおマインド」と社内では呼んでいますが、その本質は感謝であり、親孝行の精神であり、利他の心です。

なぜ働くのかを若いスタッフに聞くと、目的や目標が明確でない人もいます。そういう人には「親孝行したいでしょう?だったら仕事の力をつけて、それを実現しなさい」と伝えています。

働く目的の出発点は、自分のためでも家族のためでも構わない。でも働き続けながら気づいていくんです。自分だけでなく、お客さまや社会のためにという気持ちが自然と芽生えてくる。そういった成長の場をつくることが経営者としての私の役割です。

だからこそ、私たちが大切にしているのは、「チャレンジ精神」「前向きさ」「素直さ」の三つです。地頭の良さも大事ですが、それ以上に大切なのは素直さと前向きさ。どんなに優秀な人材でも、素直でなければ成長できません。

実際、新卒プロパーで部長や課長に育ってくれたスタッフもいて、それが本当に嬉しいですね。そして何より、えがおの経営理念に共感し、常に相手のことを考えて行動できる「利他の心」を持った方と一緒に働きたいと考えています。

職場環境も整備し、社員の物心両面の幸福を追求する。

組織をつくるうえで、理念の浸透にも力を入れています。理念研修を全社員に実施し、管理職がしっかりと理念を体現して、それを部下へと浸透させていく。想いとスキルの両輪を回す仕組みです。

業績だけでなく、理念を体現して周囲に良い影響を与えた社員を称える表彰制度もあります。「いつもありがとう賞」は部門を超えた協力に対して贈るもので、普段なかなか言えない感謝の言葉を形にする大切な機会になっています。

女性が多い職場として、学童保育を社内で運営したり、産休・育休が取りやすい雰囲気を整えたりと、長く働き続けられる環境づくりにも力を入れています。社員が安心して働けることが良いサービスにつながる。そう考えているから、環境整備は惜しみません。

社員の幸せについては「物心両面」という考え方を大切にしています。経済的な豊かさと、やりがいや働きがいといった心の充実、その両方を実現することが働く目的だと考えています。

ただ、利他の心だけでは自分自身が疲弊してしまう。だから自分も大切にしながら相手のためにも行動できる、そのバランスをいつも意識してほしいと伝えています。安心して働ける環境と成果を生み出す仕組みの両方を整えていく。それが今まさに私が取り組んでいることでもあります。

編集後記

チーフコンサルタント
桝永 健夫

北野社長と初めてお会いしてから20年が経ちます。当時から一貫して「誠実さ」や「感謝」を大事にされ、ブレずに経営に邁進されている素晴らしい経営者だと感じています。

売上や成長よりも先に、お客さま・社員・社会という「三方良し」の経営は、創業以来36年の実績として裏打ちされています。感謝の気持ちと利他の心で物事に取り組めば、必ず結果はついてくる。

「決めたことは必ずやり遂げる」という言葉が印象的でしたが、それは単なる経営スローガンではなく、北野社長ご自身の生き方そのものだと感じました。熊本から世界へ。えがおの挑戦は、まだまだ続きます。

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