転職成功者インタビュー

株式会社キューネット
岡田正樹さん(仮名・営業) 32歳

キャリアコンサルタントへの相談で自分の希望に合った仕事と出会う。

鹿児島県で生まれ育ち、長崎の大学で学んだ岡田正樹さん(仮名)は、熊本県の建設会社で施工管理者として8年間勤務した後、同じ熊本県の警備会社の営業職に転職した。

異業種、異職種への転職に踏み切ったのはもっと広がりのある世界で仕事をしたかったからという。人の繋がりが限定的になりがちだった環境から、もっと繋がりが広がるような環境に身を置きたかったのである。

そんな職業人生の大きな方向転換をする水先案内人となったのが、プロのキャリアコンサルタントだった。人材紹介会社をうまく活用し、希望通りの転職を果たした岡田さんに話を聞いた。

(※本記事の内容は、2014年5月取材時点の情報に基づき構成しています)

過去の
転職回数
1回
活動期間
エントリーから内定まで54日間

転職前

業種
建設業
職種
現場管理者
業務内容
建築物の顧客対応、施工管理、工程管理、原価管理、業者指導など

転職後

業種
警備会社
職種
法人営業
業務内容
法人向けに機械警備の提案を担当。

閉じた環境から人のつながりを広げていける仕事へ

現在のお仕事について教えて下さい。

熊本県にある警備会社、株式会社キューネットで営業職に従事しています。法人を対象に機械警備の提案をする仕事です。

転職前はどのようなお仕事をされていましたか。

前職は熊本県にある建設会社の施工管理業務に従事していました。新卒で入社してから8年間勤務し、現場は熊本県内全域にありました。

建設現場の施工管理から警備会社への営業という異業種、異職種への転職になりますが、その経緯はどのようなものでしたか。

転職を考え始めたのは25~26歳くらいの頃からでした。物作りが好きで建設業界に進みましたが、仕事をしていく中で、人と人とのつながりを築くことに魅力を感じるようになり、特定の業種だけではなく、いろいろな業種や会社の方とお付き合いしていくような、世界に広がりがあるような仕事をしたいと思うようになりました。

転職活動はどのように進めましたか。

最初は転職活動というより、転職のプロの方への相談という形で、熊本の人材紹介会社へうかがいました。自分自身についてはもちろん、「こうしたい」と考えていることが他人から見たときにどうなのか、総合的にプロの視点からみてどうなのかを聞きたかったんです。

そのときはどのような仕事を希望されていましたか。

面白くて、幅広い分野にわたって動けるような仕事を希望していました。なので、最初は税務・会計がいろいろな業種の方と関わることができてよいのではと考えていました。しかし、これまでに培った建設の経験を活かすならこういう仕事がありますよ、とコンサルタントの方からご紹介いただいたのが、現在の会社でした。

転職のプロに相談し、自分を客観的な視点でみてもらう

現職に決断されたポイントは何でしたか。

ご紹介いただいてから自分なりにいろいろ調べたり話を聞いたりしたところ、事業内容に興味を持ったことに加え、さまざまなイベントや活動を通じて地域社会に貢献していて、「面白い会社だな」と魅力を感じました。

熊本県に対して貢献するという強い責任感が感じられたので、そういう会社に入って仕事ができればと思ったんです。

実際に転職されて良かった点、悪かった点はありますか。

悪かったことはまったくありません。仕事は非常に充実しています。営業職は初めてですが、人と会って話をするのが好きなので、仕事を通じてさまざまな会社の方と接触できるのはとても楽しくやりがいがあります。

生活面や収入面での変化はありますか。

以前は休みが水曜日プラス規定の日数だったのに対し、現在は週休二日になったので、生活にメリハリがつくようになりました。

収入については、未経験の職種ですので多少下がりましたが気にならない水準で、むしろ自分がやりたい仕事に就けたメリットのほうが大きいです。

「自分がやりたい仕事」とは、どんな内容でしょうか。

「人と人との繋がりを重視した仕事」です。熊本でどれだけそれを広げることができるか、そして人と人をどれだけ繋げていけるか、ということに取り組んでいきたいと思っています。

転職を考えている方たちにアドバイスをお願いします。

自分自身がどうしたいのかをハッキリさせた上で、いろいろな人に話を聞いてみることが大切です。それも身近な方に相談するだけでなく、転職のプロに相談してみることが有効だと思います。

しかし、実際にプロに相談されている方は少ないのではないでしょうか。私自身、プロに相談したのは初めてだったのでどういう形になるのか少々不安がありましたが、最終的に良い結果につながったのでとても感謝しています。

担当コンサルタントから

チーフコンサルタント 
桝永 健夫

大学で建築学を専攻し、就職も住宅会社の施工管理と専門分野で力を発揮されていましたが、新しい分野へ挑戦したいとのご相談。可能性はあるか?転職市場における自身の価値あるのか?と不安だらけのスタートだったことを覚えています。

最初に理解していただいたことは、仕事の経験で身についたのは専門スキルだけではなく、あらゆるビジネスに転用できるスキルや価値観もあること。

現場監督のご経験から、計画性・段取り力・判断力・職人や施主との信頼関係力や真面目で誠実な人柄など、自身では気付かれていない能力を整理し、それを活かせる選択肢を提示させていただきました。

入社後会社からの評価も高く、ますますの活躍を期待しています。

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