転職成功者インタビュー

株式会社トイメディカル
飯田義信さん(仮名・営業) 32歳

第2子の誕生を機に、地元・熊本へのUターンを決意。

東京のITベンチャー企業でフィールドセールスを担当していた飯田さん。第2子の誕生を機に地元・熊本へのUターンを決意した。インターネットで気になる会社を見つけては、直接電話、メール、応募書類送付と独特のスタイルで活動を進めるも、ほとんどの会社から断られてしまう。そんな折、「Uターン×熊本」で検索して、ここだと思えたのが「リージョナルキャリア熊本」だったという。たまたま東京でUターン相談会が開催されることを知り、担当コンサルタントの経歴を調べたら興味が湧いたので会ってみようと参加。飯田さん自身、転職したばかリで仕事が軌道にのり始めたタイミングだっただけに、悩んだものの「30歳のこのタイミングの方が転職しやすい」と考え、熊本へのUターンを決断。そんな飯田さんの体験談を紹介する。(※本記事の内容は、2022年4月取材時点の情報に基づき構成しています)

過去の
転職回数
2回
活動期間
エントリーから内定まで57日間

転職前

業種
IT
職種
フィールドセールス
業務内容
SaaS型カスタマーサクセスプラットフォームの営業

転職後

業種
医療用品・健康食品の製造販売
職種
営業
業務内容
営業

熊本でもワクワクできる仕事に出会えたのはコンサルタントのおかげ。

現在のお仕事はどんな内容ですか?

一言で言うと営業なのですが、やっていることは多岐にわたります。期待されていることは2025年の株式上場に向け、トップラインをいかに上げるかがメインミッションです。私たちが保有する「塩分吸収抑制技術」は、現在世界的にも注目を浴び、ありがたいことに各方面から問い合わせをいただいています。今一番注力しているのがパートナー戦略で、私たちが一番売り込みたいマーケットに一番強いパートナーと協力体制を築いていくこと。先日報道された、ヤマエ久野社との資本業務提携もその一環です。また、最近では大手製菓メーカーや外食企業からの引き合いも増えてきて忙しくしています。

入社前のご経歴を教えてください。

1社目は上場企業で、中小~大手企業に対して福利厚生サービスのコンサルティング営業を行っていました。お客様のニーズをしっかりヒアリングし、お客様が目指す理想の福利厚生制度を一緒に作り上げるといったスタイルで業績を上げ、営業60名中トップの成績も残してきました。また、入社4年目からは新事業部の立上げにも携わり、グループの責任者としてマネジメントも経験させてもらいました。もっと自分の力を試したいと思い、2社目はSaaS型カスタマーサクセスプラットフォームを展開する、従業員10名のITベンチャーに転職。フィールドセールスを中心に、営業の仕組み化、ターゲット顧客選定、提案内容の確立などのスキーム構築に携わっていました。

転職のきっかけは?

もともとUターン転職を考えたきっかけは、妻への負担が大きくなってしまったからです。子育てをしながら働いていましたし、私は夜も人と会うことが多く、まったく家事・子育てのサポートができませんでした。2人目の子どもの妊娠を機に、私の出身の熊本でも妻の実家(愛媛)でもどちらでもよいので転居したいと言われました。前職は転職したばかりで、営業は私一人。仕事もやっと軌道にのり、成果も出始めたタイミングでしたので正直続けたいという気持ちもありましたが、「長男だし、いつかは熊本に戻りたい」と思っていたこともあり、30歳のこのタイミングの方が転職しやすいかもと考え決断しました。本当にめちゃくちゃ“できた妻”で、私の実家の両親とはうまくやってくれていましたので、熊本へのUターンを基本路線に活動を開始しました。

転職活動はどのように進めましたか?

転職サイトに登録したり、インターネットで熊本のスタートアップ企業を探して、「採用してませんか?」と直接電話やメールをして、応募書類を送るなどしていましたが、ほとんどの会社から断られました(笑)。そこで「Uターン×熊本」で検索し直し、ここだと思えたのが「リージョナルキャリア熊本」だったのです。大手のエージェントや自治体が開催するセミナーは利用していません。だって熊本のこと知らないし、プロじゃないですから…。たまたまリージョナルキャリア熊本が、東京の汐留でUターン相談会を開催することを知り、担当コンサルタントの経歴を調べたら興味が湧いたので会ってみようと思えたのです。

なぜコンサルタントに会ってみようと思われたのですか?

熊本で人材ビジネスの経験が豊富であることや同社が運営している経営者のインタビューサイト「ココクマ」に掲載されている経営者の顔ぶれを見て、圧倒的に熊本の企業や経営者に詳しいと思ったからです。面談を通して私のキャリアや人柄を理解してもらえれば、コンサルタントの目線で私にマッチする会社を紹介してくれるのでは?という期待がありました。現職のトイメディカルも、「社長がたまたま東京に行くから会いませんか?」みたいに、コンサルタントがつないでくれたので、すごくありがたいなと思いました。

もう何があろうと東京に戻りたくない。熊本に移住してきて本当に良かった。

今の会社に決めたポイントは?

当時は複数の会社を受けさせてもらい、何社か内定もいただきました。正直、最後のギリギリまで悩みました。他社からのオファー年収はトイメディカルの倍でしたから、妻からすると、「何でこっちじゃないの?」と言われましたが、1番大きかったのは、「今見えている景色と、5年後、10年後に見える景色が1番違うんだろうな」と思えたところですね。ベンチャー企業なので社長との距離がめちゃくちゃ近いと思うんですね。その社長の人柄や想い、これから実現していく世界観など、ワクワクするような熱量をビシッと受けたんです。最後は社長から電話をもらって「本当に一緒に働きたい」と言われた時に、この社長についていこうと決めたことを覚えています。担当のコンサルタントも、私が条件交渉をしたいと思っていないことを分かってくれて、社長との間で上手くというか、正しく双方の気持ちをコントロールしてくれたと思うので、納得の決断でした。

転職していかがですか?

事前の想定とのギャップがかなりありました。言葉を選ばずに言うと「あ、こんなにも仕事に対してコミットをする雰囲気じゃないんだ」と思いましたね。東京では仕事を生活の中心と考えている方が多くて、いかに仕事で成長するかを大事にしているのですが、こちらでは生活メインな方が多い印象でした。その中で、同じ目線で話すことは難しいなと感じる部分が最初ありました。でも、皆さん能力的には高い人が多いので、お願いすれば動いてくれるんです。「じゃあどうしたら能動的に取り組んでくれるかな…」と考えながら仕事を進めましたね。そうすると「飯田君ちょっとストイック過ぎるよ」みたいなことも言われましたが(笑)、徐々に協力してくれるような体制にも変わってきました。

Uターンしていかがですか?

非常に快適に過ごしています。東京ではずっと始発終電みたいな生活でしたし、満員電車から解放され、精神的にすごく安定した生活を送れていますね。地方だからできないということはほぼないし、直接会えなくてもオンラインで会えるので、これまでの人との繋がりも途切れません。地元の消防団に入り、最初は「ちょっと面倒くさいなあ」と思っていたのですが(笑)、そこにローカルの会話があって、人間的にも知らなかったことを知れるし、いろんな人と出会えるし、と考えると人的に豊かになれるというのを今特に感じています。

生活面の変化はありましたか?

今は実家の隣に家を建て新居での生活が始まりました。妻も前職のまま熊本に転勤することができて、仕事に復帰しています。妻は、「もう何があろうと東京に戻りたくない。熊本に移住してきて、本当に良かった」とずっと言い続けています(笑)。心が穏やかでいられることや子育て環境が全然違いますから。東京では、毎朝マンションから駅までベビーカーを押して、階段も大変だったし、公園も少なく、子どもを遊ばせるのも、どこかの施設に連れて行かなければならないし…。自然が豊かなところで、のびのびと子育てをできているのは楽しそうですね。圧倒的に生活環境は良くなりました。

転職を考えている人にアドバイスをお願いします。

入社してから、経営者が集まる勉強会などに参加させてもらっていますが、熊本には面白い会社や魅力的な経営者がたくさんいます。転職活動中に出会っていたら応募したかもしれません(笑)。転職活動中はインターネットで結構調べたつもりでしたが、転職後に出会った会社や経営者は見つけられませんでした。私自身、そもそも熊本に仕事で熱くなれるような会社はないんじゃないかと思い込んでいたら見逃していたのかもしれません。その点、リージョナルキャリア熊本のコンサルタントは経営者とのリレーションも深く、私が熊本に来てから知り合ったほとんどの経営者が、担当コンサルタントのことをご存知でしたので驚きです。彼が担当じゃなかったら、絶対出会えなかっただろうなと思います。企業や経営者の情報を地域密着のコンサルタントは持っているのだと、改めて感じました。

担当コンサルタントから

チーフコンサルタント 
桝永 健夫

東京で初めてお会いして、もう2年になります。飯田さんが取締役営業本部長に抜擢され、ご活躍されている姿を拝見し、「すごいなぁ・・・」と心から尊敬しています。転職が成功だったのかどうかは入社してしばらく経たないと分かりません。ですが、飯田さんは必ず幸せな転職になると確信しました。自分に合うのか?年収は?休日は?を気にする方が多い中、「最もチャレンジングな会社」を選択した時点で強い覚悟を感じました。入社後もご苦労されたようですが、現実を受け入れ、求めるのではなく自分次第と考えられたから乗り越えられたのではないかと思います。自責性の大切さを飯田さんから学びました。

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