リージョナルHERO

暮らしたい場所へのリージョナル転職を成功させたHERO

熊本へのリージョナル転職を見事実現された候補者の菅野幸介さんにインタビューしました。

海外から熊本への移住。仕事のやりがいはそのままに、家族との幸福度は大幅アップ。

菅野幸介さんは中国・上海から熊本に転職したリージョナルヒーローだ。中国では電子部品メーカーや経営コンサルタントの社員として約12年間、現地組織の立ち上げや市場開拓に力を注いできた。ゼロからビジネスを立ち上げていく仕事はやりがいに満ちていたが、その一方で、海外生活が長期化するにつれ、悩みも感じるようになってきたという。中国では毎年のように物価が上昇。また仕事は毎日忙しく、家族との時間もほとんどとれない生活が続いていた。なにより気がかりだったのは、子供の教育環境。「これからどこで育てていくべきなのか?」。夫婦でそう悩んだ末に出した結論は、妻の地元である熊本への移住だった。しかし、「海外の仕事」にはこだわりたい。そんな菅野さんに、地元企業に精通したコンサルタントが勧めたのは、化粧品メーカーの海外事業部だった。「仕事のやりがい」と「家族の幸せ」。その両立に挑戦した菅野さんの体験談を紹介する。

- プロフィール株式会社再春館製薬所 菅野幸介さん 37歳/大学卒
- 転職活動【転職回数】3回【転職期間】エントリーから内定まで40日間

転職前の職業・転職後の職業

職業 経営コンサルタント 職業 海外事業部
業界 コンサルタント業 業界 化粧品メーカー
仕事内容 タイのバイオマス発電市場調査、ヨーロッパ小売市場 IT 設備サプライチェーン動向調査等、複数の大手メーカーの海外市場調査の策定および実行に携わり、クライアントの海外事業戦略の構築コンサルティングに従事。 仕事内容 中国・シンガポール・マレーシア・ミャンマーなど現地法人(台湾、香港)がない国での事業展開の可能性の調査や立上げ準備を担当。

1最初は家族だけ熊本へ移住。しかし単身赴任のデメリットを実感し、1年で家族のもとへ

現在のお仕事はどんな内容ですか?

「ドモホルンリンクル」のブランド名でおなじみの化粧品メーカー、再春館製薬所の海外事業部で働いています。しくみとしては非常にシンプルで、自社で用意した海外専用サイトに海外のお客様が来てくださり、その注文をEMSで発送するというものです。当社のものづくりの基本には「漢方」の理念があるのですが、この理念が通じる中華圏・華僑の方を中心に広がっています。まだ正式にどの国が良いのかわからない段階ですので、宣伝広告を打つのではなく、実際に現地で商品を体験頂き、現地の女性の生の反応を伺う活動を続けています。当社の商品を実際に試していただくことで、その感動は自然とSNSや口コミで広めてもらえますし、現地の女性がお肌についてどんなお悩みを持っているのかを知ることができますから。「ドモホルンリンクル」について何も知らない海外の皆さんに対して、どうすれば当社の想いや製品の良さを伝えていけるか。そして、次にドモホルンリンクルが受け入れられそうな新しい国はどこか。それを考えるのが我々の役割であり、この仕事の醍醐味だと感じています。

入社前のご経歴を教えてください。

私は今回を入れて3回、転職を経験しています。沖縄の大学を卒業後、新卒で就職したのは、熊本にある半導体メーカーでした。そこでLSIの開発を2年半経験した後、大手電子部品メーカーへ転職。中華圏(中国・香港・シンガポール)の顧客を担当することになり、上海へ出向しました。現地では画像処理ICグループやマーケティンググループなどの設立、現地スタッフの採用、教育などを担当。その実績が認められて、最終的には本社の携帯電話事業計画に参画し、ワールドワイドの携帯電話市場向け売り上げ目標の策定やLSI開発計画などにも携わっていました。その後、中国進出に力を入れていた経営コンサルタント企業に転職。この会社に来るまで、上海の現地法人設立やさまざまなプロジェクトの立ち上げ、市場開拓に取り組んでいました。

転職したきっかけは?

前職の経営コンサルの仕事自体はやりがいがありましたが、しだいにプライベートでの悩みも出てきました。まずは、子どものことです。子どもが10歳になる頃から、「これからどこで育てていくべきか?」と、真剣に悩むようになりました。日本語をしっかり身につけさせたいという思いもありましたし、現地の学費も高騰していたのです。その頃、中国ではどんどん物価が上がっていました。例えば日本と同等の牛乳を買おうとすると1本300円、生で食べられる卵は1パック600円もするんです。日本水準の当たり前の生活をしようと思ったら、非常にコストがかかるんですね。しかも空気は悪く、治安も心配…。それで妻と話し合い、まずは家族だけ、妻の実家がある熊本へ移住することにしたのです。私はそのまま上海で単身赴任をすることにしたのですが、1年が限界でした。家事も負担でしたが、なによりも寂しかった。家族と離れているうちに、何のために働いているのかがわからなくなってきたんですよ。それで私も熊本で家族と一緒に暮らすことにしたのです。

転職活動はどのように活動を進めましたか?

熊本で暮らすことは決めていましたので、ネットで「熊本 転職」で検索をかけました。そうしたら「パーソナルマネジメント」が出てきたんです。自分の今までの経歴を話し、これまでのような海外を相手にする仕事がしたいという気持ちを伝えました。担当してくれたコンサルタントからは最初、「探してはみますが、熊本にはないかもしれませんよ」と言われました。非常に正直に熊本の現状を話してもらい、逆に信頼できるなと思いました。そんなやりとりを重ねるうちに、「本気で海外で働きたいなら、ここ」と紹介されたのが今の会社だったんです。その後、香港の責任者とスカイプで面接し、会社も見学させてもらった後、内定にいたりました。

今の会社に決めたポイントは?

ほかにも3社紹介してもらったのですが、コンサルタントの言う通り、この会社は海外展開の本気度が違いました。しかも、「こんなに最先端なことを考えている会社が熊本にあるんだ!」と感心したんです。というのも、この会社は、海外向けのコールセンターを熊本に集めているんです。普通は海外に現地のコールセンターを作るのが常識です。ところがそれだと、サービス品質がぶれてくるんですね。現地のスタッフがやりやすいように勝手にルールを変えてしまったりして…。つまり、その会社が本当にやりたいことが変わってしまうんです。そうなると販売のほうも、値引き合戦や宣伝の打ち合いといった、日本企業が一番苦手なことに陥りかねない。そういった海外展開の失敗例をたくさん見てきた私にとっては、泥臭いながらも、熊本に機能を集め、自分たちの力で世界へ発信していく、というこの会社のやり方こそが日本企業ならではの匠を重んじ、おもてなしを重んじる世界最先端のマーケティング手法だと思えたのです。

初めての業界に対する不安はありませんでしたか?

確かに社名と商品名は知っていましたが、どういう仕事をするのかは、全く想像がつきませんでした。でも、海外で戦略をつくるのは得意でしたので、期待のほうが大きかったです。自分が加わることで、今までになかった文化をこの会社の中に作れるのではないかと思いました。

2毎日家族と会話ができるし、熊本は水もきれい。夢のような生活が実現。

転職していかがですか?

とても伝統のある会社なので、最初の半年間は今までどんなふうにものづくりをしてきたのか、新人のつもりで勉強しました。オンリーワンのものづくりがしっかりできていて、それが全員一丸となって共有できている、いい会社だと改めて思いましたね。一方で非常にオープンな会社で、社歴に関係なく、自由に発言できるので、とても働きやすいです。ですから今の仕事を担当するようになってからも、新しいチャレンジもどんどんしてきました。その1つが、今取り組んでいる海外現地での体験会。少し前まで知名度がまったくなかった国で1ヵ月に数百人の方が新しく買ってくださるようになったりと、目に見えて成果が出るので、とてもやりがいを感じています。

生活面の変化はありましたか?

熊本市内で子どもが通う小学校の前にマンションを買いました。通勤時間は車で約40分。ときどき自転車で通勤することもありますよ。景色がきれいで、気持ちがいいんです。おまけに健康にもいいので、一石二鳥。おかげで転職してから1ヵ月で5㎏も痩せました(笑)。業務に関しては基本的に同僚と協力しながら自分のペースで進めることができるため、20時にはだいたい家に帰れています。中国のときには考えられませんね。中国で働いていた時は、夜中に帰ったり、社内で寝泊まりすることも多く、月に3回くらいしか子どもと顔を合わせることがありませんでした。休みもほとんどとれなかったですね。若いうちはそういう働き方でもよかったけれど、「40歳を過ぎたら無理だろう…」と自分でも感じていました。でも今は毎日家族と夕食ができますし、会話もできます。それが一番うれしいですね。土日も基本的には家族と過ごしています。休日はよく、子供と一緒に近くの湖に遊びに行っています。夏は泳ぐこともできるんですよ。熊本は本当に水がきれいで、毎日ミネラルウォーターのお風呂に入っているようなもの。中国でミネラルウォーターのお風呂に入ったらいったい1ヵ月いくらかかるんだろうと試算したこともあります(笑)。空気はきれいだし、安全だし、中国のときのことを考えたら夢のような暮らしだなと思っています。

困ったことや課題はありますか?

困ったことはほとんどないですね。しいていえば、化粧品業界は初めてだった、ということでしょうか。最初は女性の気持ちがなかなかイメージできなかったのですが、研修や仕事の日々を通じて多くの悩みの声を聞くことができたおかげで、とても勉強になりました。

収入の変化は?

収入はかなり下がりました。たぶん半分くらいになったと思います。とはいえ、それも織り込み済みですし、熊本県の給与水準と比較すると、しっかり評価していただいていると感じています。最低限これだけあれば、というラインはクリアできていますし、熊本に移住したことで、都会での余分な出費もかなり減っているので、全く問題には感じていません。

転職してよかったと思うことは?

いちばんよかったのは、家族と暮らせるようになったこと。しかも毎日、家族と一緒に過ごせる時間がたくさん持てるようになりました。そのうえ自然がきれい、空気がきれい。仕事のやりがいもあるし、自分の時間も自由につくれるので、本当にいいことずくめです。

子供たちの反応は?

当たり前ですが、日本のものがたくさんあるので、すごく喜んでいます(笑)。もともと熊本は妻の実家ですから、子どもも年に2回は一緒に帰省していたんですよ。だからスムーズにこちらの生活にも慣れたようです。

不便さを感じることは?

全くありませんね。たいていのものはネットで買えますし、熊本は福岡も近いですし。若いころはプライベートにも刺激を求めていましたが、今は仕事で海外の市場とお客様、そして同僚から十分に刺激をもらえていますので、生活に必要ありません。むしろ、熊本みたいに自然がたくさんあるところのほうがQOLのためには絶対にいいと私個人は思いますね。

転職を考えている人にアドバイスをお願いします。

都会でできることはたくさんあるでしょう。でも、地方だからできることもたくさんあります。たしかに年収は都会のほうが高いかもしれませんが、支出もそれに応じて多い。年収は単なる「ものさし」にすぎないんです。実際にどんな生活ができるか、が大事。暮らしやすさや幸福度を求めるなら、地方でもいいはずですよね。仕事の上でも、都会でしかできないことって、今は減っていると思います。当社のように地方にも働きがいのある会社はあります。ぜひあなたも探してみてください。


コンサルタントの紹介へ

株式会社パーソナル・マネジメント 桝永 健夫

「ネットでの情報収集は表面的。本当の情報を持っているのは地方のコンサルタントに決まっている。特に熊本に特化という尖り方には本気度を感じた。」と弊社へのご登録理由を聞いた時、私たちの提供価値は間違ってなかったと嬉しく感じました。これまで、3,000人以上の方と面談をさせて頂きましたが、菅野さんは一番インパクトが強かった方。海外でコンサルタント経験も長く、行動力・情報収集力もあり、弊社のサポートは不要なのではないかと投げかけたほど。「でも、まちがいなく熊本で一番企業のことをご存知ですよね?」など、どちらが面談されているのか・・・よくしゃべる方です。お会いしてから2年、弊社主催のセミナーの講師や定期的な酒宴など、転職後も良いお付き合いをさせて頂いています。

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